オレたちに明日は無い、そんな事は分かってた。

だからオレは何をするのも億劫で、ただただ時間が過ぎなくなるように
祈った、祈り続けた。
だけど、そんなの無駄なんだって、それぐらい理解はしてるよ。

生きることの意味なんて、オレは知らない。
ただ、苦しい事が終われば、それでよかった。
イヤなんだ、何をするのも。
こんな腐りきった世界なんて息をするだけで自分が腐ってしまいそうだ。
オレのためにすることが
どんなに他人を傷つけようと
どんなに批判を受けようと
構わないよ。
オレは自分を裏切ってはならないんだから。

オレだけに出来る事は何なのかな。
死ぬことなんて誰だって出来る。
生きることは死ぬことよりも何倍も難しい。
そんな難しいことをしてまで生きる理由ってなんだ。

もし、宇宙人ってのがいるのなら、そいつらはどう思うんだろう。
こんな青く儚く美しい星で
醜く凄惨な争いがあっているのだから。
戦争があると文明は発展する。
そんなの皮肉でしかない。

そんなに殺し合いたいのなら
自分の家族でも殺しておけ。
そして、理解しろ。
人の命の重さを。
そして、兵士は駒じゃなく生きてるってことを。

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死んでしまいたい。
そうは思わない。
死んだら何もなくなるんだから。
だけど、オレはいつ死んでも後悔しない。
そんな人生を送るんだ。

誰かのために生きれるのかな。
誰かに必要とされるのかな。
むしろ、みんなは死んでほしいのかな。
そんな事は分からないし、知りたくも無い。
そんなもんなんだ、オレなんてね。